先週、平壌を訪れた外国人観光客がデイリーNKジャパンに語ったところによると、バスで銅像の前を通過しただけで、銅像の訪問はできなかった。一方、北朝鮮の一般国民は訪れていたとのことだ。
銅像は、平壌を訪れた外国人観光客が有無を言わさず訪問させられる場所となっており、10ユーロ(約1240円)で買った花束を捧げるのが恒例行事のようになっていた。
朝鮮中央通信は先月20日、米国が生物・化学兵器で北朝鮮を攻撃しようとしていると非難する記事を配信したが、銅像の訪問禁止はこれと関係している可能性があるとNKニュースは分析した。
銅像の警備は、2012年に「米国と韓国が銅像を破壊しようとしている」と北朝鮮メディアが報じて以降に強化され、花束を捧げるには、保安要員の検査を受けなければならなくなったとNKニュースは報じている。