女子高生「見せしめ」公開裁判が示す金正恩体制の弱点

実際、2016年1月には北朝鮮の女子高生ら15人が「米国映画を見た」との容疑で、「見せしめ」のため公開裁判にかけられる出来事があった。ハリウッド映画は、すでに北朝鮮でも見られているのだ。

人間の感性にうったえる優れたエンタテインメントは、体制の違いを超えて多くの人々に訴えかける力がある。今のところ、これの他に、金正恩体制の弱点を突く有力な武器は見つかっていない。日本の場合、世界的に人気のマンガやアニメが武器になり得るということだ。

もっとも、ハリウッドを動かすには相当なカネがかかるだろうが、だからこそ、米国政府が本気になってくれることを期待したいものだ。