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密告者扱いされて隣近所から孤立したり、最悪の場合は暴力を振るわれたりするからだ。

このような状況で、幹部の間にも一般住民の間にも緊張が走っている。そもそも地域経済が様々な商品の密輸で成り立っている両江道では、違法行為に関わっている人が非常に多い。そのため住民らは、「こういうときだからお互いに気をつけよう」と声を掛け合っているという。

一方で、取り締まりは長続きしないだろうと見る向きもある。国家保衛省も人民保安省も、違法行為を見逃すことでワイロを得ているからだ。非社会主義行為が根絶やしになれば、自分たちも生きていけなくなってしまう。

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