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この北朝鮮出身の華僑は、「6回目の核実験が強行されるのではないか」「米国が先制攻撃するのではないか」との関係国メディアの報道を受けて、中国大使館が自国民保護のためにこのような勧告を出したようだとの見方を述べている。

ちなみに、北朝鮮にはかつておよそ2万人の華僑が在住していたが、北朝鮮当局の締め付け強化に伴って帰国する人が増え、現在では「5400人まで減っている」(丹東市政府関係者)とされる。

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一方、中国政府は北朝鮮に協力し、国内にいる脱北者を摘発しては強制送還している。それでも、中国国内に潜伏する脱北者の数は、数万人から十万人以上とも言われている。

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高英起(コウ・ヨンギ)

1966年、大阪生まれの在日コリアン2世。北朝鮮情報専門サイト「デイリーNKジャパン」編集長。北朝鮮問題を中心にフリージャーナリストとして週刊誌などで取材活動を続けながら、テレビやラジオのコメンテーターも務める。主な著作に 『脱北者が明かす北朝鮮』 『北朝鮮ポップスの世界』 (共著) 、 『金正恩 核を持つお坊ちゃまくん、その素顔』 『コチェビよ、脱北の河を渡れ ―中朝国境滞在記―』 など。

脱北者が明かす北朝鮮 (別冊宝島 2516) 北朝鮮ポップスの世界 金正恩 核を持つお坊ちゃまくん、その素顔 (宝島社新書) コチェビよ、脱北の河を渡れ―中朝国境滞在記