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史跡碑の設置費用は国からもらえるわけでなく、自分たちでまかなわなければならない。そのため、軍ではカネを工面できそうな兵士に休暇を与え、予算を確保する。それを逆手に取り「カネを工面してソーラーパネルを買ってくる」と口からでまかせを言って、ちゃっかり休暇を取得する兵士もいるとのことだ。

こうして、庶民の暮らしの改善に何の役にも立たない史跡碑が、全国の津々浦々に次から次へと設置されるのだ。

朝鮮労働党第7回大会を控えた昨年の春、朝鮮中央テレビは各地の史跡碑を紹介する番組を放送している。番組は、たった2日間で史跡碑が7つも設置され、大増産運動「70日戦闘」の期間中に、全国で1600以上の史跡碑が設置され、計画を超過達成したと伝えている。