HOME > 連載 > 高英起の無慈悲な編集長日誌 > 「男たちは私を拷問し、ペンチで無理やり歯を抜いた」脱北女性が証言 2017年04月17日 | 人権 拷問 政治犯収容所 それを知るパクさんは、誰にも行く先を告げずに旅立ったのだが、こうなってはどうしようもない。保衛部員たちはいきり立ってパクさんに激しい拷問を加えた。 固いコンクリートの床の上に正座させ、その上に屈強な男性が立つのは序の口で、その態勢のまま、パクさんを殴打した。思わず倒れるとさらに足蹴にするばかりか「この野郎」と言ってペンチで歯を抜きにかかってきた。 「歯が抜ける前に折れた」(パクさん)とはいえ、このままでは姉と同じ無報酬教化所に送られ、死ぬまで働かされることは目に見えている。 567