米大統領選でヒラリー・クリントン氏が当選していたら、パワー大使の路線はそのまま継承されただろう。しかし、勝ったのはドナルド・トランプ氏だった。人権軽視とも取れる同氏の言動を見て、正恩氏は少しホッとしたのではないか。
ところが、そうは問屋が卸さなかった。トランプ政権の国連大使となったニッキー・ヘイリー女史が、人権問題と取り組む姿勢を強力に打ち出しているのだ。
米政府系のボイス・オブ・アメリカ(VOA)によると、ヘイリー大使は29日、有力シンクタンクである外交評議会(CFR)での懇談会で次のように述べた。