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平城駅周辺では、素泊まりが1泊5000北朝鮮ウォン(約65円)、朝食付きで1万北朝鮮ウォンだ(約130円)。市場周辺なら1000北朝鮮ウォン(約13円)ほど割増になる。一方、平安北道(ピョンアンブクト)の新義州(シニジュ)駅周辺では、3000北朝鮮ウォン(約39円)ほどと割安だが、1部屋を7〜8人で使う雑魚寝だ。

両江道(リャンガンド)の恵山(ヘサン)の駅前が5000北朝鮮ウォン、郊外の蓮峯洞(リョンボンドン)や馬山洞(マサンドン)では3000北朝鮮ウォン、咸鏡南道(ハムギョンナムド)の咸興(ハムン)でも5000北朝鮮ウォンだ。一方、農村地域の両江道の大紅湍(テホンダン)郡では2000北朝鮮ウォン(約26円)からとかなり安い。

平安北道の博川(パクチョン)在住の華僑によると、市内には最高級施設の民宿もあり、宿泊料は一般の民宿の20倍もする。利用客は主に金持ちの華僑だとのことだ。

高英起(コウ・ヨンギ)

1966年、大阪生まれの在日コリアン2世。北朝鮮情報専門サイト「デイリーNKジャパン」編集長。北朝鮮問題を中心にフリージャーナリストとして週刊誌などで取材活動を続けながら、テレビやラジオのコメンテーターも務める。主な著作に 『脱北者が明かす北朝鮮』 『北朝鮮ポップスの世界』 (共著) 、 『金正恩 核を持つお坊ちゃまくん、その素顔』 『コチェビよ、脱北の河を渡れ ―中朝国境滞在記―』 など。

脱北者が明かす北朝鮮 (別冊宝島 2516) 北朝鮮ポップスの世界 金正恩 核を持つお坊ちゃまくん、その素顔 (宝島社新書) コチェビよ、脱北の河を渡れ―中朝国境滞在記