WFPは今年2月、北朝鮮の脆弱階層68万人に1504トンの栄養強化食品を配給した。これは今年1月の82万4000人、2566トンと比べて大幅に減少している。
WFPによると、北朝鮮全人口の約7割にあたる1800万人が、当局から食料配給に依存しているが、配給量は人が1日に必要とする量の3分の2の400グラムに過ぎない。
WFPは、今後も食料支援が必要だとして、世界各国に支援を呼びかけている。しかし、核兵器やミサイル実験を繰り返す北朝鮮に対して国際社会の風当たりが強く、今後も援助に必要な資金の確保が難しいと思われる。
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