ベルギー政府は、SWIFTがEU法に基づき、国連の制裁対象に指定されている北朝鮮の銀行から最大で1万5000ユーロ(約183万円)の手数料を受け取ることを認められているとしているが、国連安保理1718制裁委員会の専門家パネルは、ベルギー政府が同委員会の承認を受ける必要があると指摘している。
SWIFTは、金融機関間の決済を行う組織で、全世界の1万1000以上の銀行が加盟している。北朝鮮の銀行は、最も多い時で19行が加盟していた。
SWIFTは、バングラデシュで昨年に起きた、史上最大規模の不正送金事件に利用されたが、この事件には北朝鮮が関与した疑いが持たれている。
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