北朝鮮の朝鮮人民軍戦略軍の報道官(スポークスマン)は9日に発表した談話を通して、戦略軍火星砲兵部隊が6日に行った弾道ロケット4発の発射訓練について「在日米軍基地を攻撃目標にして行ったことを隠さない」と述べた。同日、朝鮮中央通信が報じた。
談話は「国家防衛に責任を持つ軍隊が国連の承認や国際条約の条項に従って訓練を行う国はこの世のどこにもなく、わが軍隊のロケット発射訓練が世界の平和と安全に対する脅威となるということは言葉にならない」と主張した。
談話を報じた朝鮮中央通信の記事では割愛されているが、談話本文には「我々は朝鮮人民軍戦略軍火星砲兵部隊の今回の弾道ロケット発射訓練が米国主導の侵略的な北侵核戦争騒動に対処した訓練として、有事の際に日本に駐屯する米帝侵略軍基地を打撃目標にして行ったことを隠さない」と明記されている。
また、「朝鮮半島とその周辺に核打撃手段を大量に引き込んで史上最大規模の北侵核戦争演習に狂奔している侵略者、挑発者が自主権守護のためのわが軍隊の正常的で義に徹する訓練に対してどうのこうのとけなしていること自体が、盗人猛々しい奇怪な醜態にほかならない」と糾弾。
さらに、「侵略者、挑発者がいかなるほらを吹いても、わが戦略軍は朝鮮式の超精密化されて知能化されたロケットでより完璧に武装し、チュチェのロケット打撃戦法をいっそう完成していくであろう」と強調した。