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マレーシア当局もまた、同じような認識を持っているものと思われる。

しかし、マレーシア当局はいまだ、遺体の身元を公式には確認できていないのだ。マカオに住むとされる正男氏の息子や娘が、いつどのような形でDNAサンプルを提供するかに注目が集まっているが、それはそう簡単にできるものではない。

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韓国に在住する脱北外交官によれば、美人として知られる正男氏の複数の妻(あるいは愛人)は皆、北朝鮮国民である。故郷には、家族や親せき、友人たちもいることだろう。そういった人々を当局により実質的に人質に取られ、「遺体の身元確認になど絶対に応じてはならない」と圧力をかけられたら、彼女たちとその子供たちは動くことができるだろうか?

それに、正男氏の「家族」は妻子だけではない。父である故金正日総書記の女性遍歴ゆえに、彼には腹違いの弟と姉、妹が複数いる。

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他ならぬ正恩氏もそのひとりだ。この件で、まさか正恩氏が自分のDNAサンプルを提供することはなかろうが、いずれにせよ北朝鮮当局は、遺体を引き取る「権利」について様々に言い募る余地があるということだ。

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一方、マレーシア当局の立場は苦しい。