HOME > 連載 > 高英起の無慈悲な編集長日誌 > 「殴られ、下着姿で夜逃げした」北朝鮮女性、人身売買被害の実態 2017年02月05日 | ジェンダー 人権 「何度自殺しようとしたかわからない。私にとって脱北だけが唯一の生きる道だった」 中国に着いた彼女はブローカーのもとに行った。そこで何度も「品定め」をさせられた。立ち上がって、クルッと回り、体型を見せた。そして、遼寧省瀋陽郊外の農村からやって来た男性に売られた。2万元(約13万円)だった。 「侮辱されたと感じた。私は人扱いされていなかった」 一方、35歳の別のキムさんは、20代の頃に見知らぬ男性の友人と結婚させられた。相手は14歳年上、借金のかたに売られたのだった。 123