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3月末までの冬ダイヤを見ると、平壌と北京、瀋陽、上海、ウラジオストクを結ぶ便が、それぞれ週2便運航されているに過ぎない。4月からの夏ダイヤでは便数を多少回復させると思われるが、かつてチェコのプラハやスイスのチューリッヒと平壌を結ぶ遠距離路線を運航するなど、世界中を飛び回っていたころの面影はもはやない。

一方、報告書は、マレーシアに滞在する北朝鮮出身の労働者についても言及している。同国では現在、80人の北朝鮮国籍者が建設、鉱業の分野で働いており、いずれも労働許可証を所有する合法的な滞在者だ。

しかし、マレーシア政府は彼らの活動を監視しており、もし国連安保理制裁決議に違反する行為が見つかれば必要な措置を取るとしている。

北朝鮮当局は、制裁の影響で不足する外貨を稼ぎ出すために、自国の労働者を海外の建設現場などに派遣しているが、高麗航空は彼らを送り届ける役割を果たしてきた。