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間違いなく言えることは、北朝鮮が昨年2回の核実験を強行し、弾道ミサイル開発を進展させたことが影響しているということだ。また、核開発を巡るイランと米国など主要国との交渉が合意に至り、ISの勢いが失速したことも、北朝鮮の脅威を際立たせているのかもしれない。

こうした状況は、トランプ次期政権の対北政策に影響を与えるのだろうか。

すでに次期政権の高官就任予定者たちは議会での公聴会で、北朝鮮に対する強硬な意見を述べている。代表的なのが「マッド・ドッグ(狂犬)」の異名を持つ軍人出身のジェームズ・マティス国防長官指名者で、北朝鮮が挑発すれば「かみちぎる」と述べ、ワシントンで論議となった対北先制攻撃論についても「排除しない」と述べている。