北朝鮮がロシアに輸出した品目を見ると、最も多かったのは水産物の281万7000ドル(約3億3500万円)だが、前年同期と比べて増減はない。このうちのほとんどを、今年1月にロシア沿海州向けに輸出した冷凍魚が占めている。
注目すべきは、電子機器と自動車とその部品の劇的な伸びだ。電子機器は79万7000ドル(約9500万円)で、前年同期比で527.3%増加、自動車とその部品は55万6000ドル(約6600万円)で、前年同期比で15369%も増加した。
KOTRAの説明によると、国際社会の対北朝鮮経済制裁にもかかわらず、これらの品目の輸出が大幅に伸びたのは、ロシア政府の国内製造業育成政策で、電子機器や自動車部品などの需要が増加したことが要因だ。