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韓民求(ハン・ミング)国防長官は国会の国防委員会全体会議(12日)の席上、「さほど深刻な影響を及ぼす資料は流出していないと報告を受けた」と語っている。

だがそもそも、韓国軍のシステムは、こうしたハッキングを受けても機密は絶対に流出しないとの触れ込みだった。機密書類の作業はすべてネットワークから切り離されたPCで行い、データもPC本体ではなく、USBメモリに別途保存するというのが規則だからだ。一部とはいうが、軍事機密が流出した背景に「軍紀の乱れ」があったことになる。

ではどうやって、韓国軍は北朝鮮のしわざだと判断したのだろうか。前出のピョン司令官は▲PCをハッキングしたアドレスが北朝鮮のハッカーが多く活動する中国遼寧省瀋陽市のもの、▲ハッキングに使われた悪性コードが、北朝鮮がこれまで使用したものと類似もしくは同一、▲ハングル版のキーボードを使用した痕跡があるという3つの根拠を挙げた。

(参考記事:中国企業に就職、国家の指令受けハッカーに変身…北朝鮮のITエンジニアたち

これに対し、北朝鮮メディアは強く反発している。