ちなみに、こうした組織に付けられる数字は「6月20日」などの日付を意味する。その多くは、正恩氏の指示が下された日付だ。また「常務」とは、「タスクフォース」といったような意味である。
かつて北朝鮮の政治犯収容所に警備隊員として勤務し、脱北後に人権活動家となり、その凄惨な実態を告発している安明哲氏によれば、金正恩体制が最も多く公開処刑にしているのが、違法薬物の密売人と韓流ドラマなど「不法映像物」の販売や所持で摘発された人々だという。
(参考記事:謎に包まれた北朝鮮「公開処刑」の実態…元執行人が証言「死刑囚は鬼の形相で息絶えた」)権威失墜
それにしても、北朝鮮はなぜこれほどまでに、海外エンタテインメントを忌み嫌うのか。