その後、教化所に入れられたのですが、出所する時は、その時より体重が増えていました。意思の弱い人は、拷問に耐えきれずに死んでしまうでしょう。私は何としてでも生き残るという思いを捨てずにがんばりました。
ある日、プルマン山に登る途中で何かに躓きました。見てみると、燃え残った人の足でした。それを見て我に返りました。こんな風に死んではいけないと。
とてもひもじい時には、子どもの頃に母親が亡くなった後の5日間、何も食べられなかったことを思い起こし、今は口に入れるものがある、あの時に比べたらまだマシだと自分を慰めました。
口に入れられるものなら何でも食べました。