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労働新聞の記事全文は次の通り。

侵略的な本性を表わしたテレビドラマ

最近、米国で製作、放映されているあるテレビドラマが、アルジェリア人の激憤を醸し出している。ドラマのあらすじは概ね次のようなものだ。

アルジェリアの砂漠地帯から出発したテロ分子が米国に浸透する。そこで彼らは人々の想像を超える超大型テロを起こす。大統領をはじめ米国政府の大臣はすべて死に、公務員一人だけがなんとか生き残り、荒れ果てた米国を再建する。ドラマは、彼はアルジェリアへの核攻撃を命令することで、幕を下ろしている。

映画を見たアルジェリア人はこれに対して、現地米国大使に抗議したものの、彼は厚顔無恥にも、あくまでも想像に過ぎない映画だの、米国とアルジェリアの関係は強固であるだの言って、いい加減な言葉を並び立てたという。

そうならば、米国大使の言葉のように、この映画を単に米国でよくある金儲けを目的とした猟奇的で、幻想的な映画と見なさなければならないかということだ。それには、米国とアルジェリアの間に存在する深刻な政治、外交的問題点が内包されている。

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