オバマ氏のペルー訪問に先立ち、スーザン・ライス大統領補佐官はAFP通信に、「米国は、国連で北朝鮮に向けた最も高い圧力をかけるように努力する。オバマ政権任期内での圧力は続く」と強調した。米国のある当局者も、北朝鮮問題が米中首脳会談の主要議題になると説明した。
現在、国連安全保障理事会は、北朝鮮の第5次核実験(9月9日)に対する制裁案を取りまとめている。このなかで、北朝鮮産石炭の輸出規制に対する強化がどのような形で制裁案に盛り込まれるのかが注目される。
北朝鮮の4回目の核実験(1月6日)に対する国連安保理決議(2270号)は、北朝鮮産の石炭・鉄鉱石の輸出を禁止しているが、民生目的の鉱物取引を対象外とするなど抜け道があった。