ソウル市がこのような統計を出した背景には、野党の共に民主党所属の朴元淳(パク・ウォンスン)ソウル市長が、次期大統領選の有力候補者と目されていることと、何らかの関係があるとする向きもある。
今回の集会にどれだけの人が集まるかを見て、青瓦台(大統領府)、与野党とも今後の対応を決めると言われていたからだ。
朴市長は当日、集会でマイクを取り演説を行ったほか、会場一帯を歩きながら市民と対話した。翌日にはテレビのニュース番組に出演して集会の意義を強調する熱の入れようだった。
韓国の検察当局が集会翌日の13日に、朴槿恵大統領に事情聴取を要請していることを明らかにしたのも、全人口の2%以上が集会に参加したことにプレッシャーを感じているものと見られる。
(参考記事:【現地ルポ】おでんのメニューにも「朴槿恵退陣」…韓国「100万人デモ」の舞台裏)