オランダで2番目の北朝鮮レストランだったヘダンファは、ジョン・キム氏と北朝鮮当局の合弁で2013年末にオープンした。北朝鮮からはコックと従業員が派遣された。
オーナーのジョン・キム氏は、韓国系オランダ人であり北朝鮮との関係が深いと見られている。しかし、ヘダンファの実際のオーナーはジョン・キム氏の父親で、アムステルダム郊外で貿易会社「HSインターナショナル」を経営するジェイムス・ミョンジュ・キム氏だ。
同氏は北朝鮮出身と伝えられているが、詳細は不明だ。ジェイムス・ミョンジュ・キム氏は、浚渫を行うベルギー企業「ヤン・デ・ヌル社」の代理店を営んでおり、北朝鮮と協力し、シンガポールに埋立地建設用の砂を輸出している。
北朝鮮専門ニュースサイトのNKニュースによると、同社はロシア、北朝鮮、韓国を結ぶガスパイプラインプロジェクトの北朝鮮区間を請け負ったオランダ企業の中の一つだったという。