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韓国には北朝鮮向けの放送を行っている放送局が10以上ある。中でも公共放送のKBSが運営する「韓民族放送」は、2つの周波数を使い、1500キロワットと出力も大きく、1日20時間の放送を行っている。ちなみに、日本のNHKラジオ第2放送の出力が最大で500キロワットであることを考えると、1500キロワットがいかに強力かがわかる。

現在放送されている番組の中に法律専門番組はないが、トークに出てくる法律の話を聞いた北朝鮮の人々の間で、法についての意識が高まりつつあるようだ。

さらに、中国から放送される朝鮮語のラジオ放送には法律番組はもちろん、「法制チャンネル」という局もある。「法治」を強調する中国政府の意向の反映だ。

米国は北朝鮮住民に対するラジオ放送を強化すると伝えられている。