北朝鮮当局は10万人の人員を送り込んで復旧作業を行うと喧伝しているが、派遣するだけで彼らの食料は一切支給せず。そのため、被災地では復旧作業員による窃盗、強盗が多発している。「パンを買ってこい」という指示は、作業員の不満を解消させるためと見られる。
しかし、こうした手段で北朝鮮に持ち込まれるのは1日わずか100箱。10万人に及ぶ復旧作業員用の食糧としては、到底足りるものではない。
実は、ドライバーたちが100元分しか買わないのは、すべて自費でまかなっているからだ。当局から睨まれない最低限の量のパンを買って被災地への支援物資として差し出さなければならない。