平壌のエリートですらこの有様なのだから、地方の大学の状況は推して知るべしだ。これに対して、青年同盟中央委員会は、政治学習の強化に力を入れる。
慈江道(チャガンド)の情報筋によると、8月初めから青年同盟の各組織別に新年の辞と昨年の朝鮮労働党創立70周年の労作(金正恩氏の著書)、朝鮮労働党第7回大会開幕演説、事業総和報告などを学ぶ学習会が改めて行われているという。
青年同盟中央委員会は、大会参加者を各道庁所在地に呼び集め、新年の辞と事業総括報告の集中学習会を受けさせた。あまりのハードスケジュールに体重が3~4キロも落ちたなどと不満が続出するほどだった。
先月27日から28日にかけて、「青年同盟第9回大会」が23年ぶりに開かれた。これも若者たちに対しての統制強化が目的だったのかもしれない。
しかし、このような学習会を行っても「若者の政治意識や思想は変わることはない」と各情報筋は口を揃えて言う。