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このような状況に、ドライバーたちは高速道路の走行を嫌がるようになった。治安の悪化でとばっちりを食らっているのは、地域住民だ。

公共交通機関が発達していない北朝鮮では、高速道路の路肩に立って、車を止めようとしている人々を多く見かける。同乗させてもらうためだ。もちろんドライバーには、カネやタバコ、食料を手渡す。

ところが、それらの人の中に犯罪行為のおとりが紛れ込んでいるのだ。タバコや食料を手に持って車を止めようとする女性を見かけて、気の毒に思って車を止めたら最後、兵士たちが茂みから飛び出してきて、車を乗っ取られてしまう。

当局指示「そのままクルマで…」

タダで乗せてくれと要求されるぐらいならまだマシだが、金品を奪われたり、ガソリンを抜かれたりすることもある。情報筋は、こう警告する。