金正恩氏に手玉に取られ「嫌悪感」を増幅させる中国と韓国

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主要各国は、それに制裁論議や非難声明で対抗してきたが、正恩氏はまったく止める気配を見せない。そして、正恩氏が屈服するより先に、中韓が仲たがいを始めてしまったのである。

そして、それは政府次元にとどまらず、両国メディアや世論の中にまで「嫌韓」「嫌中」感情の芽生えがうかがえる。両国事情に詳しい複数のジャーナリストによれば、韓国の主要紙の編集幹部らは中国メディアとの共同事業を忌避。また、日中韓の学者たちによる交流事業では、中国からの参加者らが本来のテーマそっちのけで、延々と韓国批判を展開する場面が見られたという。

これでは、正恩氏の思うつぼである。