モンゴルのエルベグドルジ大統領は17日、首都ウランバートルで開かれたアジア欧州会議(ASEM)首脳会合に参加した韓国の朴槿恵大統領と会談。両国首脳はその後の共同記者会見で、経済協力の拡大や北朝鮮の核問題への対応などで緊密に協力することで一致したと発表した。
エルベグドルジ氏は「両国関係は共通の価値と交流関係に基づいた極めて特別な関係」と発言。スマート教育事業や対外経済協力基金(EDCF)借款契約締結、再生可能エネルギー・エコエネルギータウンや保健医療の分野での協力など、首脳会談の成果に言及した。
また、北朝鮮問題について朴氏は「北の非核化に対する確固たる立場に基づき、朝鮮半島の安定のため、共に努力していく」「北の核開発などの挑発への対応でモンゴル側と緊密に協力していきたい」などと述べた。
エルベグドルジ氏は「両国は朝鮮半島の非核化と平和安定の構築に協力していくことにした」などと話した。
一方、16日に閉幕したASEMでは、北朝鮮の核・ミサイル開発を強く非難し、北朝鮮の人権状況などについて協力強化策を協議したとの内容を含む議長声明が採択されている。