それによると、「思想教育を減らし、実利を追求する傾向が強まっている一方で、金正恩党委員長への個人崇拝を強化する内容が増えている」と指摘する。
また、英語教育が充実し、美術科目も新設された。その一方で、金正恩氏の個人崇拝や偶像化の強化に力を入れているとのことだ。しかし、金正恩氏のセンスを「人間の価値が下がる」とまでこき下ろす、北朝鮮のイマドキの青少年に偶像化の効果はあるのだろうか。
(参考記事:金正恩センスの制服「ダサ過ぎ、人間の価値下げる」と北朝鮮の高校生)韓国の通信社ニューシスが入手した北朝鮮の教育綱領によると、小学校(5年制)では「敬愛する金正恩元帥様の幼年期」という科目が新設され、5年間で171時間の教育を行うこととなっている。これは、金日成氏や金正日氏の生い立ちを習う時間と同じ時間配分だ。