穿った見方だが、もしかすると「いくら金正恩同志といえども、さすがに学校現場で喫煙している姿を世界的に発信するわけにはいかない」という「配慮」が朝鮮中央通信や労働新聞の編集部にはあったのかもしれない。
そうでなくても、筆者が編集長を務めるデイリーNKジャパンをはじめ、世界中のメディアが金正恩氏の一挙手一投足に注目して、「一瞬たりとも異変を見逃してなるものか」と目を光らせているのだ。
(参考記事:北朝鮮のテレビマンはつらいよ)朝鮮中央テレビは本来「国内向け」であり、そこまで配慮しなかったということも考えられる。