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たとえば朝鮮日報は6月29日付で、「一部の専門家らは、北朝鮮のSLBMの脅威が目に見える形になったことに伴い、有事の際に東海(日本海)で、韓日の海上哨戒機が北朝鮮の弾道ミサイル潜水艦(SSB)を捕捉する連合作戦を展開するための布石ではないかとも分析している」と報じた。単なる交流行事ではあっても、そこに、将来の「合同作戦」の可能性を見ているわけだ。

さらに分析を加えるなら、北朝鮮の核弾頭を搭載するSLBMの脅威度が増すにつれ、韓国は海自の対潜水艦戦能力に期待するようになっているのだろう。世界で最も信頼性の高い「潜水艦ハンター」とされるP-3の保有機数は、韓国の16機に対して海自は69機。米国以外では世界最大である。

もっとも、自衛隊への期待が膨らんでいるのは米国も同様だろう。何しろ北朝鮮は、米国こそ核ミサイルの標的であると公言しているのだから。

日本の「凄腕スパイ」

そして集団的自衛権の行使に踏み込んだ日本は、昨年合意された日米新ガイドラインによって、米国を狙う弾道ミサイルを撃墜する義務を負っている。