カネを出したのは労働者だけで、支配人、保衛部員など管理する立場の人間はびた一文出さなかった。
支配人は責任を問われないよう、労働者を呼びつけて「今日は事故現場にいなかったことにしてくれ」と口裏合わせを要求する始末だという。
韓国統一省の推計によると、北朝鮮から海外に派遣された労働者は6万人。中には19万人に達するという情報もある。そのうち2万人から5万人ががロシアで働いていると言われている。
虐待を放置
ロシアへの労働力輸出は1940年代から行われていたが、外貨稼ぎを目的とした大々的なものは2000年にプーチン政権ができてからのことだ。