まず、北朝鮮の人々が私のこのような話ですら、息を潜めて聞かざるをえない事実が非常に悲しい。いつかは誰も恐れることなく、自由に互いに会えるようになることを望む。
その時が来れば、皆さんが北朝鮮でどのように生きてきたか聞いてみたい。同時に、米国についての質問も皆さんから受けてみたい。たとえその質問が米国に対して非常に批判的なものであっても、そのような機会を通して米国について話すことができたらと思っている。
私はこの数年間に、多くの脱北者と会った。脱北という大変な決断をし、今では韓国や米国などで新たな生活を送っている人々だ。彼らは困難な経験を何度も繰り返し、その多くがまともな教育を受けられないなど不当な経験もした。
「再起する力」に期待
しかし、彼らは私が会った中で最も勇気ある人々だと断言する。なぜそう言えるか。