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こうしたことから、VOAは「ある程度の規模の代表部を運営する国のうち、男性の外交官しか派遣していないのは事実上、北朝鮮だけだ」と指摘。こんなところにも北朝鮮の女性蔑視があらわれているようだ。

北朝鮮は名目上、社会主義体制で男女平等を謳っている。しかしながら、その実態は旧態依然とした儒教的な家父長制を引きずり、社会のいたるところで女性差別がまかり通っている。とりわけ一部の権力者たちは、女性に対してやりたい放題だ。

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この問題が複雑なのは、差別や人権侵害を被った当事者である女性がそもそも人権の何たるかを知らないために、自分が人権侵害の被害者であるということにすら気づかない。つまり、社会全体が女性問題に対して鈍感になっているだけに根が深い。

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一方、こうした女性蔑視社会に対して、当の女性たちが意外な形で復讐する動きも見えつつある。