ピンハネされていると見られているのは、平壌の哨兵(チョビョン)体育団出身で、ACFフィオレンティーナのユースチームに所属する18歳のチェ・ソンヒョク選手。
チェ選手は、2014年にバンコクで開かれたAFC U-16選手権でMFとして活躍し、韓国を2-1で下すのに決定的な役割を果たした。また、昨年チリで開催されたFIFA U-17ワールドカップで、北朝鮮チームをベスト16に導いた。
韓国の聯合ニュースによると、チェ選手は有望なプレーヤーを発掘、養成するペルージャの「イタリア・サッカー・マネージメント」が主催するキャンプに、他の北朝鮮チームのプレイヤーと参加したことで、フィオレンティーナの目に留まり、契約に至った。今年3月に同チームと契約し、北朝鮮出身選手としては初めてイタリアのチームでプレーすることになった。