「従業員を海外に派遣している貿易会社や、労働党中央の財政経理部、そして内閣各機関の幹部たちは、今回の事態に頭を抱えている。下手をすると自分たちも火の粉をかぶり、どんな目に遭わされるかわからないからだ」(平壌の内部情報筋)
これまで海外に人員を派遣していた機関は、新たな派遣を中止し、派遣されている人員を帰国させる措置を取り始めた。また、子どもを海外に送ろうとしていた幹部も「ぱっとしなくても北朝鮮で暮らす方がいい。下手に賢くなったら大変だ」と諦めているという。
ホテル建設資金のため
今回、集団脱北した北朝鮮レストランの従業員らは、「対外奉仕総局」柳京ホテル所属の労働党と行政機関の幹部の子どもたちと伝えられている。