もしかしたら北朝鮮は、ドローンで韓国領内にモノを落とす訓練をしているかもしれない。そして、さすがに核爆弾や本格的な爆弾を運ぶことは無理にしても、北朝鮮がドローンを利用して、なんらかの小型兵器を韓国社会に運ぶことを想定していてもおかしくはない。
(参考記事:北朝鮮のドローン部隊が韓国を「爆撃」している)一方、韓国政府も、北朝鮮の核実験、長距離弾道ミサイルの発射実験に対する報復措置として、対北朝鮮拡声器放送を再開するなど、宣伝攻勢を強めている。
韓国の対北朝鮮拡声器放送は、昨年8月、地雷爆発に端を発した南北対立をきっかけに11年ぶりに再開された。たかが放送、と思われるかもしれないが、その後の南北会談で、北朝鮮側は対北朝鮮放送を止めるよう強く要求。粘りに粘って合意を取り付けた経緯から、北朝鮮を最もナーバスにさせる心理戦手段であることがうかがえる。
(参考記事:【動画】吹き飛ぶ韓国軍兵士…北朝鮮の地雷が爆発する瞬間)(参考記事:北朝鮮体制の急所を突いた「対北拡声器放送」…揺らぐ金正恩体制への忠誠心)
さらに、韓国では脱北者団体や対北朝鮮NGOが対北朝鮮ビラを風船で飛ばすなど、民間までが「参戦」している。