米韓が、北朝鮮の核・ミサイル施設の破壊を目的とした地上戦の作戦立案を模索している模様だ。
聯合ニュースは21日、韓国軍関係者の話として、米韓の海兵隊が来月の合同演習で北朝鮮内陸部への進撃を想定した訓練を強化すると伝えた。有事の際の、迅速な核・ミサイル施設の破壊を目指すものだという。
海兵隊の演習には韓国側3000人と米国側7000人が参加。2012年の演習開始以降、最大の規模になる。
両国は昨年11月、北朝鮮ミサイル施設の「探知(Detect)」「かく乱(Disrupt)」「破壊(Destroy)」「防御(Defence)」からなる「4D作戦概念」の履行指針で合意。核・ミサイルに対する早期警戒と破壊のための取り組みを強めている。
一方、韓国軍は昨年来、有事の際の北朝鮮の核・ミサイル施設の破壊や指導層の除去を含む「斬首作戦」の導入を推進。米軍も、イラクなどで「斬首作戦」を遂行してきた特殊部隊を韓国にローテーション配備している。