党員には様々な無理難題が押し付けられ、ミスを犯したりノルマを達成できなければ処罰される。ワイロも要求される。「党員なんかにならなければよかった」と露骨に不満を示す人もいるとのことだ。
当局の言いなりになっている党員より、市場で商売に励む職盟員(30歳以下の非労働党員)、つまりトンジュの方が社会的地位が高くなる逆転現象が起きている。
住民たちは彼らを「チャンマダンウォン」(市場党員)と呼んでいる。一方で、当局や上役の言いなりになっているが、ワイロが確保できず生活難にあえいでいる労働党員は世間の笑いものになっているーーこれが今の朝鮮労働党員の現状なのだ。