北朝鮮に数十回にわたり渡航する中、2000年頃に旧対外連絡部のエージェントとしてリクルートされたという。
その後、韓国の反体制運動家や左派系団体のメンバーらと日本国内で接触。韓国の大統領選挙や総選挙の情勢を調べさせたり、地下組織を作らせたりしていたとしている。
また、中国で北朝鮮の工作員と会っていたほか、韓国にいる工作員に数百万円の工作資金を渡していたと見られるという。
直接の逮捕容疑になった詐欺事件は、朴容疑者が2012年1~8月、偽名のクレジットカードを使い、USBメモリーなどパソコン周辺機器6点(計約1万2000円相当)をインターネット通販で購入したというもの。本人は調べに対し、「覚えていない」と供述しているという。