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売られているのは新義州(シニジュ)化粧品工場で作られた「ポムヒャンギ化粧品」。基礎化粧品のセットが300元(約5500円)とかなりのお値段だ。正式に輸入されたものではなく、中国と北朝鮮を行き来する華僑商人や、トラックドライバーが持ち込んで、店に卸したと見られる。

北朝鮮の化粧品ということもあり、消費者は珍しそうに手には取るが消費者の反応は冷淡だ。買う人もほとんどいない。たまに好奇心旺盛な観光客が買う程度だ。

ある華僑商人は「いくら丹東が大都会ではないと言っても、中国製、韓国製、他の外国製などありとあらゆる質のいい化粧品が売られている。当局の輸入許可もなく、質も検証されていない北朝鮮製の化粧品なんか、誰が買うのか」と述べた。

実際、偽物がはびこる中国の消費者は、商品購入に非常に慎重だ。北朝鮮産の海産物は「オーガニック」というイメージがあり、人気が高い一方で、化粧品、医薬品、健康食品はあまり人気がない