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北朝鮮で外貨両替、海外送金を行うには平壌にある「朝鮮合営銀行」を通さざるを得なかった。そのため、地方所在の外貨稼ぎ機関などは、非常に不便を強いられていた。ところが最近、地方にも外為業務を行う銀行が設立されたと米政府系のラジオ・フリー・アジア(RFA)が伝えた。

咸鏡北道(ハムギョンブクト)の情報筋によると、清津(チョンジン)市内の清津国際ホテル内に、外為業務を行う銀行が開設された。この銀行は、朝鮮合営銀行を母体としている。

税関を通じて北朝鮮国内に持ち込める外貨の額は、中国人民元でわずか1000元(約1万8000円)まで。それが、銀行を利用すると数百万元の送金が可能になるという。

しかし、銀行を利用するのは外貨稼ぎ機関と、トンジュ(金主、新興富裕層)の中でも大規模な貿易を行っている人ぐらい。庶民も幹部も、従来と変わらずヤミ両替を利用するこものと思われる。そもそも、北朝鮮では銀行を利用する人がほとんどいないのが実情だ。