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看守はその場で収容者を懲罰することも少なくなかった。看守または看守の代理としての班長による重大な身体的虐待も、責任を問われることはなかった。政治的に機微な犯罪による収容者が選び出されて懲罰が課されることもよくあった。

  • キム・ガンギル氏は、チョンゴリの第12通常刑務所(教化所)の看守たちには、睡眠中にいびきをかいたなどのごく些細なことでもその場で収容者を殴打しあるいは拷問する権利を持っていたと述べた。看守は、収容者の内通者からの違反報告を受けると、収容者に最も厳しい強制労働をさせまたは食事を減らした。
  • キリスト教徒であることを表明したために价川の第1通常刑務所(教化所)に送られた元収容者は7年の刑期中10回、独房に入れられた。また、刑務所のトイレからの排泄物除去の車を引かされた。排泄物をこぼすと看守は屈辱を与え懲罰するために、排泄物を舐め取らせた。
  • チョンゴリの第12通常刑務所(教化所)の他の元収容者は、自分や他の収容者がとうもろこしの茎を豪雨から守るため周囲に土を盛るように命じられた。このときにとうもろこしを食べたのが看守に見つかり、一日中とうもろこしの茎を口にくわえたままにさせられた。茎を落とすとひどく殴られた。
  • 中国への違法な旅行および密輸により有罪とされたある男性は、規則に違反して第12教化所の収容者仲間に話しかけた。看守は懲罰として金属棒を口に突っ込み、数本の歯が折れた。
  • 第12教化所の別の元収容者は刑務所担当官と目を合わせてはいけないという規則に違反した。棍棒で殴られ、蹴られて、出血し、腕を骨折した。

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