また、高級幹部に仕える本人には、最高級待遇が用意されており、その子どもも、名門学院でエリート教育を受けることが出来るようになる。5課対象に選ばれることは、すなわち、金一族を支える「特別な」集団への仲間入りなのだ。北朝鮮独特の統治方法といえよう。
ところで、審査過程で不合格となった女性はどうなるのか。様々な機関の職員として採用され、党幹部たちの愛人として囲われるケースも多い。極めて微妙な立場だけに、幹部の不倫相手になることもあるようだ。
【参考記事】北朝鮮、セクハラと不倫に走る権力者たち…愛人関係が「革命政府」?
つまり、5課対象とは、北朝鮮最高権力層の知られてはならない情報を「知りすぎた女性たち」だ。