米財務省外国資産管理局(OFAC)は13日、北朝鮮の武器取引に関与したとして北朝鮮の金ソクチョル駐ミャンマー大使ら4人と1企業を特別制裁対象(SDN)に追加指定したと発表した。今年1月の米大統領令に基づき、米国内の資産を凍結、米国人との金融取引を禁じる。
現役の北朝鮮大使が制裁指定されるのは初めて。
財務省によると、金大使は外交官の身分を利用して、密かにミャンマーの軍関係者らと接触。すでに米国政府や国連の制裁対象となっている武器商社「朝鮮鉱業開発貿易会社」(KOMID)に代わり、武器取引の調整を続けていたという。
金大使は、北朝鮮とミャンマーが国交を回復した2007年に赴任した。