「浦港(ポハン)区域の南江洞(ナムガンドン)で、結婚を控えた20代女性が嫁入り道具を買うカネ欲しさに、闇両替商に押し入った。しかし、物色中に主人に見つかり、発覚を恐れて主人を殺害した」
他の2件は、金ファミリーの銅像がある浦港広場で、こちらもカネ目的で闇両替商を襲って殺害した。情報筋によると、事件を捜査する司法機関は「女性犯罪組織」が緻密な計画に基づいて行ったと見ている。
殺人事件が同時多発的に起こっていることや、女性犯罪組織が関与しているという点で、清津市民の間では不安が高まっている。事件の背後に存在すると見られる「女性犯罪組織」は、麻薬、宿泊、運送、貿易、港湾業務など「ウラ事情」に精通しており、組織拡大と利益のためには殺人も厭わないからだ。