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8月15日に前後して北朝鮮で行われた「祖国解放(日本統治からの解放)70周年」記念行事に、朝鮮人民軍の軍事行動の中枢を担う最高幹部らが欠席し、韓国政府やメディアの注目を集めている。

金正恩第1書記は同日午前0時、金日成主席と金正日総書記の遺体が安置されている錦繍山太陽宮殿を参拝。その様子を報じた朝鮮中央通信の記事は、「朝鮮人民軍の指揮メンバーが共に参加した」と伝えている。

同時に配信された写真を見ると、正恩氏の両隣に軍内序列1位の黄炳瑞(ファン・ビョンソ)総政治局長と同2位の朴永植(パク・ヨンシク)人民武力部長の姿が見える一方、同3位の李永吉(リ・ヨンギル)総参謀長の姿は写っていない。

朝鮮人民軍では総政治局長が朝鮮労働党による軍の統制を、人民武力部長が軍事行政を担い、実際の軍事行動は総参謀長が統括する。つまり、李永吉氏は北朝鮮軍の戦闘部門の実質的なトップであり、その人物が正恩氏の錦繍山太陽宮殿の参拝に同行しないのはきわめて異例だ。