ブンガン地区に駐屯している兵士には1週間に2回程度、肉のスープが配給されるほど待遇はよい。軍服は2年に1着、靴は毎年2足配給される。兵役が終わると3万〜4万ウォン(北朝鮮の貨幣単位)支給される。
しかし、64連隊の兵士は結核や肝炎にかかる割合が高い。64連隊の兵士は他の地域よりも配給などの待遇が非常によいが、核施設に近いため免疫力が落ちるのではないかとも言われている。そのため、連隊内の結核病棟はいつも患者で満員で、人民部傘下の68号病院(結核病院)に送られる兵士も数え切れないほどだという。
このような免疫障害は兵士だけに起きているのではなく、ブンガン地区に住んでいる研究員やその家族にも多く見られる。研究員の家族の中には、原因不明の障害を持って生まれてくる子供もたくさんいるという。