最近、脱北して韓国入りした朝鮮労働党の幹部について、「党中央委員会の副部長」であるとする情報が浮上している。
ソウルの北朝鮮情報筋によれば、「党中央委員会の李某副部長が脱北し、すでに韓国入りしている」という。
高級幹部の脱北情報を巡っては、韓国の朴槿恵大統領が11日付の米紙ワシントン・ポストとのインタビューで、「最近、朝鮮労働党の高級幹部が脱北し、韓国入りした際に『(金正恩〈キム・ジョンウン〉第1書記の)側近グループまで含めた広範囲な粛清が続き、命の危険を感じて脱北した』と打ち明けた」と明かしている。
また一部では、朝鮮人民軍の大将クラスの大物軍人や、党統一戦線部や国家安全保衛部など特殊機関からの脱北が相次いでいるとする情報も取り沙汰されている。
(取材/文 ジャーナリスト・李策)
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